バンクの切替方法は、本機との接続方法と測定モード(『測定モード』)の設定によって以下のようなります。

接続方法切替え方法
画面操作外部入力信号IO-Link(サービスデータ)
汎用I/Oケーブル接続可能可能不可
ただし、以下の測定モードで設定時のみ(※1)
・サンプルホールド
・ピークホールド
・バレイホールド
・エッジ検出
ただし、測定モード「ノーマル」設定時のみ(※2)
IO-Linkケーブル接続可能不可可能

※1 測定モード「ノーマル」以外時は、測定値のホールド表示の制御に外部入力信号を優先して使用するため、バンク切替えは画面操作で行います。
※2 測定モード「ノーマル」時は、バンク切替えを外部入力信号による方法で行うため、画面操作でのバンク切替えはできません。

MEMO

電源起動時に表示されるバンクについて
バンク切替を本体画面の操作で行っているときは、前回使用していたバンク番号で起動されます。
(初回起動時は、バンク1が使用中になります。)
外部入力によりバンク切替しているときは、汎用I/Oケーブルのホールド入力線(緑)、トリガ入力線(紫)ON/OFF状態で指定されたバンク番号で起動されます。

画面操作によるバンク切替え方法

「バンク」設定メニューの「バンク切替」により行います。

≫ 「バンク」 ≫ ≫ 「バンク切替」

MEMO

測定モードの設定を「ノーマル」に設定すると、画面操作によるバンク切替操作はできません。

外部入力信号によるバンク切替え方法

汎用I/Oケーブルのホールド入力線(緑)、トリガ入力線(紫)により、バンク切替を行います。

緑:ホールド入力線
紫:トリガ入力線

使用するバンク番号をホールド入力線とトリガ入力線のON/OFF状態で以下のように指定します。

切替先入力状態
ホールド入力線(緑)トリガ入力線(紫)
バンク番号:1OFFOFF
バンク番号:2OFFON
バンク番号:3ONOFF
バンク番号:4ONON

MEMO

測定モードの設定を「ノーマル」以外に設定すると、汎用I/Oケーブルのホールド入力線(緑)、トリガ入力線(紫)は、ホールド表示用の入力線となりますので、外部入力によるバンク切替はできなくなります。

IO-Link(サービスデータ)によるバンク切替え方法

IO-Linkのサービスデータで、バンク番号の切替えを行います。
詳細については、「TI-Sシリーズ インデックスリスト」を参照してください。

MEMO

IO-Linkのサービスデータでバンク切替する場合は、測定モードの設定にかかわらずバンク切替ができます。