ディレイ設定時の動作
測定温度が上下限値を超えたとき、アラーム出力がON/OFFするタイミングを遅らせることができます。
アラーム出力ONを遅らせる時間(オンディレイ時間)と、アラーム出力OFFを遅らせる時間(オフディレイ時間)は、個別に設定できます。
オンディレイ時間
測定温度が上下限値を超えてもすぐにアラーム出力されず、設定した「オンディレイ時間」経過後にONします。
上下限値を超えた時間がオンディレイ時間以上経過しないとアラーム出力がONにならないので、一瞬のノイズなどによるチャタリングを防止できます。
オフディレイ時間
測定温度が上下限値内に戻っても、アラーム出力をオンのまま継続し、設定した「オフディレイ時間」経過後にOFFします。
上下限値内になった時間が、オフディレイ時間以上経過しないとアラーム出力がOFFにならないので、低速なPLCでも一瞬の変化を取り出せるようになります。
例)測定温度が上限温度を超えた場合