エラー／警告の種類ごとの原因と対処方法を示します。

エラー／警告表示原因対処方法
出力表示灯画面表示エラー・警告画面
赤点滅エラー1電源電圧異常_Cコントローラで入力電圧の低下を検出した入力電圧が定格電源電圧の範囲よりも低くなっていませんか？
上記問題なかった場合は、コントローラ側に異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
電源電圧異常_cコントローラ内部の電源回路に異常を検出したコントローラ側に異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
電源電圧異常 C上記「電源電圧異常_C」「電源電圧異常_c」のエラー発生を2種類とも検出した
エラー2電源電圧異常_Hセンサヘッド内部の電源電圧に異常を検出したオプション品のセンサヘッド・コントローラ間延長ケーブルを、規定以上に延長して使用していませんか？
上記問題なかった場合は、コントローラ側に異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
電源電圧異常_hコントローラからセンサヘッドへの供給電源回路に異常を検出したコントローラ側に異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
電源電圧異常 H上記「電源電圧異常_H」、「電源電圧異常_h」のエラー発生の2種類とも検出したセンサヘッド、コントローラに異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
エラー3レーザ異常レーザ異常レーザの寿命や高温下での使用などにより、レーザ動作が異常になっている可能性があります。
直ちにセンサヘッドの使用をやめて、当社営業窓口までお問合せください。
エラー4EEP読出不正_Cコントローラのメモリの読出しに失敗した再起動してください。
再起動しても解決しなかった場合は、コントローラに異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
エラー5EEP読出不正_Hセンサヘッドのメモリの読出しに失敗した再起動してください。
再起動しても解決しなかった場合は、センサヘッドに異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
エラー6EEP書込上限_Cコントローラのメモリの書込みに失敗したコントローラに異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
※書込み回数が保証回数を超えると、書込みに成功してもエラー出力されます。
エラー7EEP書込上限_Hセンサヘッドのメモリの書込みに失敗したセンサヘッドに異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
※書込み回数が保証回数を超えると、書込みに成功してもエラー出力されます。
エラー8システム異常_Hセンサヘッドのシステム異常を検知した再起動してください。
再起動しても解決しなかった場合は、センサヘッドに異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
燈点滅（警告高）警告1上限出力過電流上限アラーム出力で過電流を検出した出力に100mAを超える電流が流れていませんか？
上限アラーム出力の負荷抵抗と電圧を確認してください。
警告2下限出力過電流下限アラーム出力で過電流を検出した出力に100mAを超える電流が流れていませんか？下限アラーム出力の負荷抵抗と電圧を確認してください。
警告3ANALOG出力異常アナログ出力で異常（開放、短絡）を検出したアナログ出力先に正しく負荷が接続されているか確認してください。
警告4出力保護動作中コントローラの定格電圧を越える電圧を検出したため、出力を停止した定格電源電圧の範囲内で使用しているか確認してください。
また、高圧回路や動力回路と同一配線になっているなど周囲からのノイズの影響を受ける環境に設置されていないか確認してください。
緑点滅（警告低）警告5内部温度異常_Hセンサヘッド内部温度の異常周囲温度が高い環境でご使用していませんか？
製品の動作保証温度をご確認のうえ、ご使用ください。
上記問題なかった場合は、センサヘッドに異常がある可能性がありますので、当社営業窓口までお問合せください。
警告6温度不安定_Hセンサヘッド内部温度が不安定
（センサヘッドの内部温度の変化が±1℃/分を超えると表示）		周囲温度の変化が大きい環境でご使用していませんか？
周囲温度の変化が大きいと測定温度が不安定になります。周囲温度が安定した環境でご使用ください。
警告7測定上限超過測定温度が測定範囲の上限を超過した（※1）測定温度範囲外の温度を測定していませんか？
測定温度範囲でご使用ください。
警告8測定下限超過測定温度が測定範囲の下限を超過した（※1）測定温度範囲外の温度を測定していませんか？
測定温度範囲でご使用ください。
警告9稼働時間超過_Lレーザ使用時間が推定寿命を超えたことを検出したレーザの推定寿命（10,000時間）を越えて使用していませんか？
メニューの「情報」画面から、レーザの稼働時間を確認してください。上記問題なかった場合は、コントローラを再起動してください。
警告10稼働時間超過_Cコントローラ使用時間が推定寿命を超えたことを検出したコントローラの推定寿命（175,200時間）を越えて使用していませんか？
メニューの「情報」画面から、コントローラの稼働時間を確認してください。上記問題なかった場合は、再起動してください。
―情報1―メンテナンス時期（ユーザ指定時間経過）ユーザが「メンテナンス画面」で指定した警報時間が経過しました。あらかじめユーザが決めたメンテナンス内容を実施ください。
通知された「情報1」は、「メンテナンス」画面で再び警報時間を再設定するとクリアされます。
詳細については、『メンテナンス』を参照してください。

※１：アナログ出力時、本機の測定温度範囲（-40～500℃）外の温度が検出されると、以下のアナログ出力値により通知します。
アナログ電流出力（4-20mA）の場合：21mA
アナログ電圧出力（0-10V）の場合：11V