以下のことをご確認ください。

測定位置がズレていませんか？

リングレーザマーカを使用すると、測定対象物の中心を測定視野範囲とする位置調整が簡単に行えます。
詳細については『リングレーザマーカによる位置調整』を参照ください。

放射率の設定を測定対象に合わせて調整しましたか？

放射率を最適な値に変更してください。
詳細については『放射率の設定方法』を参照ください。

測定対象に合わせて、「動作モード」の設定を調整しましたか？

測定値のばらつきを抑制するための処理（移動平均処理）の回数を変更することにより、測定値の精度を調整できます。
「移動平均処理」の動作は「動作モード」で変更できます。
測定値を安定させたい場合は、「動作モード」の設定時間を長く設定してください。
詳細については『動作モードについて』を参照ください。

放射率の設定を測定対象に合わせて調整しましたか？

放射率を最適な値に変更してください。
詳細については『放射率の設定方法』を参照ください。

定期的に光学系を清掃していますか？

レンズにほこりや汚れが付着していると測定値に誤差が生じますので、定期的にレンズを清掃してください。
詳細については『お手入れ方法』を参照ください。

定期的に校正していますか？

測定の精度を保つため、センサヘッドは年に1回の定期校正を推奨しています。
定期校正については、お買い上げになった販売店もしくは当社までお問い合わせください。

センサヘッドの使用周囲温度が低すぎたり、高すぎたりしていませんか？

センサヘッドの周辺温度により測定温度がドリフトします。測定精度はセンサヘッドの使用周囲温度23±5℃でとなっています。

機器やケーブル配線の周辺にモーター等の高圧回路や動力回路の装置や配線がありませんか？

高圧回路や動力回路の装置や配線から誘導ノイズを受けて、誤動作する可能性があります。
ノイズ発生源となる機器や配線から極力製品を離して設置するか、電線管などの導電体によりシールドしてください。

測定視野範囲と測定対象物がずれていませんか？

リングレーザーマーカが示す測定視野範囲に、測定対象が十分満たしていない（リングレーザマーカが測定対象物をはみ出してしまっているなど）場合、温度が正しく測定できなくなります。
測定値を確認しながら、本体の取付位置を調整してください。
詳細については『リングレーザマーカによる位置調整』を参照ください。