以下のことをご確認ください。

本体近くに、ファンなどがありませんか?

ファンなどの風により、本体あるいは測定対象物の温度が不安定になっている可能性があります。
センサヘッドおよび測定対象物への風を遮ってください。

センサヘッドが振動で揺れていませんか?

振動のないところに設置しなおしていただくか、防振対策を施してください。

センサヘッドが急激な温度変化を受けていませんか?

通電した状態でしばらく放置し、センサヘッドの内部温度を安定させてください。

測定対象物として光沢金属表面を測っていませんか?

誤差が生じる可能性があります。別売の黒体テープを測定対象物に貼って測定してください。

アナログ信号にノイズが乗っていませんか?
  • アナログ入力機器との距離を近づけてアナログ信号の配線長を短くしてください。
  • アナログ電圧出力はノイズの影響を受けやすいので、アナログ電流出力にしてご使用ください。
  • アナログ入力機器の平均化時間の設定を許容される範囲で長くしてください。
  • アナログ出力線とアナログGND線(赤・白)にフェライトコアを取り付けてください。
  • アナログ出力線とアナログGND線(赤・白)と動力線が同一配管や平行に配線されているようであれば、同一配管や平行配線にならないようにしてください。
  • コントローラのFG端子のアース接続先を変更、または取り外してください。
機器やケーブル配線の周辺にモーター等の高圧回路や動力回路の装置や配線がありませんか?

高圧回路や動力回路の装置や配線から誘導ノイズを受けて、誤動作する可能性があります。
ノイズ発生源となる機器や配線から極力製品を離して設置するか、電線管などの導電体によりシールドしてください。

測定視野範囲と測定対象物がずれていませんか?

リングレーザーマーカが示す測定視野範囲に、測定対象が十分満たしていない(リングレーザマーカが測定対象物をはみ出してしまっているなど)場合、温度が正しく測定できなくなります。
測定値を確認しながら、本体の取付位置を調整してください。
詳細については『リングレーザマーカによる位置調整』を参照ください。